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2018/04/02

リーフアーキテクチャのルーツ① 建築と私

4月1日にスタートした本ホームページ。

その中でもブログは普段なかなか伝えることのできない想いを知ってもらうための有力なツールだと考えています。

スタートに、自分自身の家づくりに対する思いから書いていきたいと思います。


 

実家が家具の製造業(後に小売店)であった私。

その進路を選ぶ際に多くの家具業界の後継者がそうであったように、同業お会社を選ぶことはありませんでした。

家具を家具だけでとらえる考え方は遅かれ早かれすたれるだろうと考えていました。

大学の進路を決める時になって、理系か文系かを選ぶわけですが、それにも大変疑問がありました。

本を読むのも文章を書くのも好きだけど、数学や物理といった理論で物事の真理を追求できる分野も興味があったのです。

演劇や音楽にも興味があり、スポーツも全国大会一歩手前まで駒を進めたアスリートでもありました。

そんな中、何かのきっかけで建築に関する本を手にします。

建築 architecture(アーキテクチャ)

古代ギリシャ語に起源をもつこの言葉。

第1のを意味するarcと

技術、職人を意味するtecture

古代史でに現れる一番最初の建築に関するウィトルウィウスの著作名でもあります。

そこでは建築とは技術だけでなく社会の関係性によって成り立つとも書かれていました。

古代を振り返ると、建築は当時の技術、デザイン、社会システムのすべてを結集して作られる様々な産業の中でも最高位に位置づけられるものであったのです。

 

 

それは日本においても同じで、現在まで残っている数々の名建築はシェルターとしての機能性だけでなく、一美術工芸品としてみても優れたものばかり。

当時の最先端の科学をもとに作られたものでありながら同時に最高位の芸術性もあわせもつ。

その文理(あるいはそれに加えて芸術)どちらの才も必要とされる建築は、自分の趣向にもぴったりと合うものに思えたのです。

そうしていろいろと調べると、古くからの建築家は技術者や芸術家のみならず、思索家でもあり、哲学者でもあり、著述家でもありました。

まして、自分の実家の家業は家具関連。

建築家と家具は切っても切れない深い関係を持つ。

よく「椅子は最小の建築物」と言われます。

建築と同じく、デザイン性、強度、また市場において支持されるコストパフォーマンスなど、まさに建築と通づるところは多くあります。

私が大学の進路を決めようとしていた当時は、一般市場における家具は建築との整合性を考えられるものはあまりなく、家具は家具、建築は建築でそれぞれの「売りやすさ」を追求していたように見えました。

元々密接な関係にある家具と建築。そしてどちらも文系理系関係なく総合的な知識やセンスを必要とします。

そういうところに引かれ、自分は大学の建築学科へと進み、建築を学ぶものとしての第一歩を踏み出したのでした。

そう思えば、まさにスタートの時からの原点が「家具と建築の調和」にあるのだと言えます。

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