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リーフアーキテクチュアのルーツ② 家具と建築を考える

少し時間が経ちましたが前回の続きです。


家具と建築の関係

リーフの家づくりを語るときに切っても切れないのが「家具・インテリア」です。

これについては私自身、大変思い入れ深いものがあります。

それを語る前に現在の新築住宅の潮流の話を少ししたいと思います。

「家具は性能」をコーポレートイメージにしてから急成長の一条工務店さん。

この10年の間で、住宅に対する性能(高気密高断熱や耐震性)に対する意識はすこぶる高まったといえます。

私自身、5年ほど前に、関西、いや日本の省エネ住宅の先導者ともいえる兵庫県の松尾設計室さんの完成見学会を見てから断熱性能に対する考え方は大きく変わりました。


日本の住宅性能は低レベル

正直言って、日本の住宅の断熱性能は先進国の中でも最下位のレベル。

中古住宅のリフォームの現場を見ても、隙間だらけの家に床暖房を敷詰め、一歩廊下に出るととてつもなく寒い、ヒートショックを助長するような家が多いのも現実です。

日本の住宅の中で家具。インテリアに対する意識が低い(予算があまりかけられない)ことの遠因だとも思います。

たかだか20年、30年しか持たない家を、夏熱く、冬寒い思いをしながら住むよりも、

しっかりとした性能(高気密高断熱で通気や耐震も考慮された長持ちする)住宅はそれだけで社会資産(ストック)です。

イニシャルコストはかかっても、一旦そのような住宅を造れば、何世代にもわたって住み続けることができ、それを引き継いだ世代は建物本体にお金をかけすに済む分、インテリアに予算を掛けて快適な室内空間を作ることができます。


「高性能住宅」はもう当たり前の時代

10年前までは見向きもされなかった高性能化ですが、今は当たり前になってきています。

それはそれでいいのですが、昨今の風潮を見ていると、「高性能値競争」にもなってきているように思うのです。

例えばC値とかUa値といった性能を表す数字は一つの目安にはなりますが、それはあるレベルまで行けば十分であってその競争自体にはあまり意味はありません。

省エネ基準が義務化される2020年を見据えた時、もう高性能住宅は当たり前の時代に入っているのです。

建築家デザインによる高性能住宅はある意味、いままでの住宅に比べればはるかにアドバンテージは高い。

でも、それは「最低限実現すべきこと」であって。自分たちが目指すレベルはその先にあります。


インテリア貧乏の現実

今まで多くのお客様とお話していて、建築に予算を取られるがあまり、家具に予算を回せず、量販店で買った組み立て家具がそこそこ立派なお家で使われていることを聞いたことがあります。

また、折角の高性能住宅でもモデルハウスに行くとなんとなく刺激臭やら接着剤の匂いがすることがあります。

備え付けられているキッチンや造作家具など、一見すると高級銘木を使っているように見えますが、よく見ると、精巧なプリントを施されたシート張りだったりします。

高性能住宅の中のこのインテリアの現実。

何かおかしいと思うのです。

そもそも、自分が建築の道を志したのは、インテリアや家具からみた住宅建築を目指したいという志があったからなのです。

大阪南港にある、弊社のショールームに来ていただいたお客様の多くは

「木の匂いがして気持ちいいー」

と言ってくれます。

当たり前なんです。本物の木を使っているから。

どんなに高性能な家であっても、もはやそれは当たり前。

家族が長い時間を過ごすのは室内です。

そこで使われる家具やキッチンにもきちんと手入れしていけば何世代にもわたって使い続けることの家具を入れれば。

我が家に帰ってきたときに

「木の匂いがして気持ちいいー」

になるのです。


モニターハウス

しかし、理想はそうであっても家具と建築がバラバラに提供されているうちはやはりコストが高止まりしてしまいます。

建築の計画の時に家具の予算も含め、一緒に住宅ローンを組むことで、良質な家具を安価な月々の支払いで手に入れることができます。

そして、その中で子供たちが成長し、世代交代の時が訪れても、想い出がいっぱい残る家具をメンテナンスし、次世代に引き継いでいく。

また、高性能で耐久性の増している住宅も建替えることなく少しのメンテナンスコストで済み続けることができる。

わたしたち、リーフアーキテクチュアの目指している世界はそのようなものです。

そういう試みを少しでも早く、多くの人に伝えたいという思いから、モニターハウスという試みも行っています。

また、モニターハウスに限らず、家づくりの際には家具、キッチン、カーテン、照明に至るまで、

「暮らしを彩るインテリア」を実現できるように建築計画と同時進行で提案し、価格もリーズナブルに提供させていただいています。

これから新築住宅を考える際には、目先の「高性能競争」に惑わされることなく、「インテリアの質」にもしっかり目をむけることが大切だともうのです。


リノベーションの真実

さて、新築以外にも日本国内には多くの中古住宅が存在します。

それらの流通件数が数年の内には新築の着工件数を上回るともいわれています。

「今後は新築以外にも「中古住宅のリノベーション」といって分野も大きく成長していくでしょう。

しかし、なんでもかんでもリノベーションで、というのは中古市場に対する画一的な考え方。

この先を見据えた時に、中古住宅の様々なグレードに合わせた対応を取る必要があります。

そして、それを率先して提案していくことが我々、建築インテリアに携わる人間の責務だとも思います。

次回は、この点「リーフアーキテクチュアの考えるリノベーション市場」について書いてみたいと思います。

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株式会社リーフ 代表 猪倉 厚

1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター

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