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2020/02/03

「断熱等級4」は最高ランクなのか

大阪の高性能住宅、リーフアーキテクチャ(アールプラスハウス大阪南港)の猪倉です。

 

本日は月末にお引渡を迎える、住吉区帝塚山の3階建て住宅にキッチンの取り付けに行ってきました。

 

天然木のウォールナットで造られたオーダーキッチンはやっぱり、存在感があります。

 

今日はまだ作業中なので写真は撮っていませんが、またこちらでお披露目させていただきます。

 

完成見学会も2月24日(月・祝)に予定しており、ちらほらご予約もいただいております。

 

ご見学ご希望の方はお早めにお申し込みください。

 

 


省エネ基準適合義務化の見送り

 

さて、前回のブログでも書いた通り、来年の4月1日以降の建築においては

 

「省エネ基準適合の説明義務」

 

が実施されます。

 

本来は、「省エネ基準義務化」のはずだったのですが、まだまだそのレベルに達していない工務店、ハウスメーカーが多いことから、義務化が見送られました。

 

家を建てる方は設計者から

 

「今回のご新築の建物は省エネ基準に達しています。」

「今回のご新築の建物は省エネ基準に達していません。

省エネ基準をクリアしようとすると、仕様をこのように変え、金額はこれぐらい上がります。」

という説明をするわけですね。

 

さて、この時に使われる省エネ基準とはいったいどの程度のレベルの基準なのでしょうか。

 

 


エンドユーザーを惑わす「断熱等級4」

 

実は、今までも省エネ基準は何回か改正されてきた経緯があります。

日本では断熱の意識が乏しく、かって省エネはあまり顧みられることはなかったのですが、

オイルショック後に省エネ意識が芽生え、何度か目標とする省エネルギー基準が改定されてきました。

 

☆☆☆☆ 断熱等級 1999年 次世代省エネルギー基準
☆☆☆   1992年 新省エネルギー基準
☆☆   1989年 旧省エネルギー基準
  その他

 

現在はこの断熱等級4が「省エネ基準」としては一応、最高ランクになります。

 

分譲系の住宅会社で「断熱基準4、最高ランクです!」との宣伝はよく見かけます。

また、断熱基準4はいわゆる「長期優良住宅」の認定基準にもなっているため

「安心の、長期優良住宅!」との宣伝もよく見られるところです。

 

はたしてそれは事実なのでしょうか?

 


実は最低基準になる省エネ等級4

 

本来は義務化されるはずだった省エネ基準が実はこの「断熱等級4」であるとをご存じない方は多いのではないでしょうか。

 

住宅会社の営業マンでも案外と知らなかったりします。

 

「断熱等級4」とは実は

「最高ランクです!」

ではなく、本来だったら、来年からは

「なんとか建築許可のおりるぎりぎりのレベル」

だったのです。

 


目指すべきはHEAT20のG2

 

つまり、これから新築をされる方は、「断熱等級4」というは、事実上、最低レベルの断熱性能しかないということを理解されておく必要があると思います。

 

いわゆる「高気密高断熱」といった高性能住宅を手掛けている住宅会社は、少なくともHEAT20のG1、さらにG2レベルを達成しています。

 

断熱性能を示す数値の一つであるUa値(熱の逃げにくさを表す数値。小さいほうが良い)でいうと、「断熱等級4」は東京や大阪のいわゆる「6地域」ですと0.87なのに対し、HEAT20のG2は0.47。

 

なんと倍近く開きがあるのです。

 

 

 

 

 

 

 


性能は数値で判断を

 

 

住宅会社のホームページやカタログ、営業マンのセールストークなどにはいろいろな情報が含まれています。

 

「○○という断熱材を使っているから冬暖かく夏涼しいです。」

 

「○○というパーツを使ってるから地震に強いです。」

 

いろいろと情報を仕入れるたびにこんがらがって訳が分からなくなる場合もしばしば。

 

「○○だから」良い悪い、ではないのです。

 

材料や工法自体に良い悪いがあるのではなく

 

正しく適切に使用されているかどうか

 

であり、

 

それを判断するのが

 

断熱性能を示すUa値であったり

気密性能を示すC値であったり

構造計算(簡易計算ではなく許容応力度計算)による耐震等級

であったりします。

 

これから家づくりを考えているかたは是非しっかりと知識を身に付けられてください。

 

定期的に勉強会も開催しています。

 

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(アールプラスハウス大阪南港)

 株式会社リーフ 代表 猪倉 厚

 1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター

 

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