insulation

断熱性能

断熱等級7とは

大阪で高性能×インテリア住宅を建てる

家具から始める家づくり、リーフの猪倉です。

あっという間に10月に入りましたね。

実は、今月から建築に関する法律が色々と変わっていることをご存じでしょうか。

その一つが「断熱等級」

国交省から発表された資料がこちら

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断熱等性能等級6・7(戸建住宅)の創設が令和4年10月1日施行とあります。

この断熱等級、どんなものなのでしょうか。

 

断熱等級の経緯

諸外国に比べ、住宅の断熱性能が大幅に遅れていた日本。

2011年の東日本大震災を受け、エネルギー危機への関心が高まり、再生可能エネルギー、太陽光の固定料金買取制度(FIT)が設けられました。

と同時に、今まで(驚くことに)なんの法規制もなかった住宅の断熱性能にようやく規制がかけられることとなり

断熱等級4(大阪などの6地域ではUa値0.87)が2020年に義務化されることが決まりました。

 

ところが、業界団体からの反対が入り、法案は骨抜きに。

ようやく昨年から「説明義務化」が始まるというなんとも中途半端な状態になります。

 

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それが昨年の菅内閣が推し進めた2050年ゼロカーボンの方針。

また、官庁や民間有識者をまきこんだ検討会による喧々諤々の議論を経て

ようやく2025年にこの断熱等級4が義務化されることが決まります。

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その時点で、断熱等級は1から4まであり、4が最高等級。

最高とは言いつつも諸外国に比べればなんとも低い水準であり

民間団体のHEAT20がその上位グレードG1、G2を設定。

多くの省エネ住宅を志向する建築会社はG1、G2グレードを標準仕様としてきました。

なかには、まだ上位等級が定められてないのを良いことに

「当社の断熱性能は最高等級の断熱等級4です!」

と言って営業トークを繰り広げる住宅会社の営業マンもおりましたが。。。

 

ともあれ、ようやく断熱等級4の義務化が2025年に決まり

それ以降はこれを下回る断熱性能の住宅は建築基準法違反となり建てることができなくなります。

いわば、「最高等級!」とうたってた等級4は事実上の最低等級になってしまったわけです。

これではあまりに実情と違いすぎるということでようやく上位グレードが設けられることになりました。

一足先に断熱等級5が施工されました。これはZEH基準とも呼ばれるものでUa値0.6となります。

そしてようやく、この10月1日からさらにその上位グレード

断熱等級6(HEAT20のG2相当、Ua値0.46以下)

断熱等級7(HEAT20のG3相当、Ua値0.26以下)

がスタートすることになりました。

 

断熱等級6・7の実力とは

 

この10月から新設された断熱等級6,7
https://www.s-housing.jp/archives/268582

大阪などの6地域では

断熱等級6がUa値0.46

断熱等級7がUa値0.26

となり、それぞれ

HEAT20のG2、G3に該当します。

 

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国交省の資料では東京、大阪などの6地域だと、これを実現する仕様例として下図のような例を挙げています。

 

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Ua値といっても、ピンとこないですよね。

リーフではお客様にわかりやすいようにQPEXというシミュレーションソフトを使って、より分かりやすく燃費でご説明しています。

まずは2025年に義務化される「断熱等級4」の仕様の住宅。

一番右下の欄を見ると年間の暖冷房費は120,964円となっています。

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次に、断熱等級6(HEAT20 G2 レベル)の住宅を見てみましょう。

こちらでの年間段冷房費は49,296円。

断熱等級4と比べると約7万円差。月額にして5,800円ほど。

もし、これが35年間金利0.5%で借り入れている住宅ローンの返済額だとすると230万円の借入額に相当します。

金利1%だとしても200万円程になります。
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断熱等級7を試算すると下図の通り。年間の段冷房費はさらに減少して38,394円に。

断熱等級4と比べると年間の段冷房費の差は82,570円に。

月額6,880円となり、先ほどの借入額だと、金利0.4%で270万円、1.0%で250万円相当になります。

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2050年からのバックキャスティング

 

昨年の議論の中で、2050年にゼロカーボンを目指すために2030年には平均的な住宅性能がZEH基準という目標が建てられました。

それからのバックキャスティングでいま、住宅の省エネ性能向上は計画されています。

今回の法改正では長期優良住宅の基準も変わり

いままでは断熱等級4だったのが断熱等級5(いわゆるZEH基準)に引き上げられています。

今回の断熱等級上位グレードの新設もその流れに沿うもので、2030年にはZEH基準(断熱等級5、Ua値0.6)義務化への流れもほぼ確定。

ノンカーボンを実現しようとする2050年には断熱等級6が実質義務化になっていることは容易に予想できます。

 

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「内閣府再生可能エネルギー等に対する規制等の総点検タスクフォース」にて東京大学前准教授の提言資料から

 

住宅の寿命を考えると今から新築される方は少なくとも、この断熱等級6を性能を確保しておくことをお勧めします。

なぜならば、それ以下の性能の住宅についてはいわゆる既存不適格建築物となってしまう恐れが強いからです。

リーフでは標準仕様でこの断熱等級6を満たし、オプション仕様で断熱等級7に対応。

30年、50年先でもその時の新築の性能に劣ることのないようにしてます。

 

Ua値だけでは決まらない住宅の快適性

 

ただし、住宅の住み心地は決して断熱等級(Ua値)だけで決まるものではありません。

熱交換換気や住宅の形状による断熱性が反映されるQ値も重要な指標です。

 

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UA値ではわからない本当の熱損失

 

 

また、本当に大切なのは実際の室温であったり、日照、通風、換気など様々な要素を考慮した

パッシブデザインの考え方を取り入れて低燃費で快適に暮らせる家を実現することです。

(このパッシブデザインについてはまたで詳しくお話をさせていただきたいと思います。)

 

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パッシブデザインの5要素

 

リーフでは、標準仕様でこの断熱等級6,オプション仕様で断熱等級7をご用意していますが

断熱等級(Ua値)だけにとらわれるのではなく、Q値やパッシブデザインを取り入れたうえで

様々なシミュレーションソフトを駆使しして、夏や冬を快適に低コストで暮らせる住宅をご提供しています。

今回の断熱等級の上位グレードの誕生は、日本の住宅がようやく安心して暮らせるレベルのものになるきっかけになるかと思います。

断熱等級7ともなると、なかなかコストが高くなり大変ですが、その快適性は言葉で表すのが難しいほど。

暑い、とか、寒い、とかそういう感覚を覚えることなく、安定した環境でお過ごしになられます。

家づくりを考える際には、ぜひ、自分たちが選ぼうとしている住宅会社さんがどのレベルの断熱等級を標準としているのか。

また、それだけでなく、パッシブデザインや室温設計、空調設計にもどこまで配慮されているのかをチェックされれば

失敗のない家づくりが実現することと思います。

 

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和泉市に建つ断熱等級7の平屋

 

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