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大阪狭山市、堺市、和泉市、河内長野市、富田林市で高性能×インテリア住宅を建てるリーフアーキテクチャの猪倉です。
この度、リーフアーキテクチャ(株式会社リーフ 一級建築士事務所)はZEHビルダー評価制度(2021年度)において、
最高評価の6つ星(★★★★★★)ビルダーに認定されました。
ZEHビルダー評価制度とは、省エネルギー性能が高い家づくりに対して、どれだけ実績があり注力しているかを評価する制度。
昨年度までは、5つ星(★★★★★)が最高ランクでしたが、
本年度より、6つ星(★★★★★★)が最高ランクとなり、さらに厳しい基準をクリアしたことになります。
6つ星の基準は2021年度の受注した住宅の内、ZEHが75%を超えていることですが
リーフアーキテクチャでは2020年度、2021年度の2年連続で100%。
大阪府でZEHビルダー登録292社の中で6つ星は32社。
そのうち、2年連続100%は13社のみです。
今日のブログは改めてZEHについてお話しするとともに
日本の住宅の断熱性能について深堀したいと思います。
ZEH(ゼロエネルギー住宅)という言葉、かなりなじんできた言葉ですが
ここでもう一度、その言葉の意味をおさらいしてみましょう。
ZEHと認定されるためには3つの条件を満たすことが必要です。
1.高断熱化
まずは建物の断熱性能を向上させること。これが何といっても基本です。建築物の断熱性を示すUa値という指標で
東京や大阪などの6地域の場合0.6を下回ることです。
何回も見送りになってきた省エネ基準がようやく2025年に義務化されますが、こちらの数値が0.87
そちらよりもより断熱性能の高い数字となります。
また、この0.6という性能は今年からレベルが上がった長期優良住宅認定基準の一つにもなります。
2.設備等の高効率化
太陽光発電などの創エネを考慮しない段階で、住宅で使用する1次エネルギーを省エネ基準の総渡欧の消費量の
80%以下にするというものです。
節水型水栓金具やトイレ、食洗器。高効率なエアコン。エコジョーズやエコキュート、エコワンなどの湯沸かし器。
LED照明など、省エネタイプの設備を使うことによって達成します。
3.創エネルギー
最後に来るのが創エネ。太陽光発電などによってエネルギーを生みだし、売電分も含め、実質のエネルギー収支をゼロ以下
にすることでZEHと認定されます。
さて、このようなZEH(ゼロエネルギー住宅)ですが、ここに至るまでには様々な紆余曲折がありました。
2011年に省エネ基準の義務化を2020年にすることを決定したものの、さまざまな力が加わって先延ばしの連続に。
ようやく昨年から「説明義務化」というなんとも中途半端な事態になっていました。
大きく流れが変わったのは実は昨年、2021年。
当時の菅総理大臣が掲げた「2050年ゼロカーボン」を達成するために昨年のほぼ1年間かけて開催された「脱炭素社会に向けた住宅・建築物における省エネ対策等のあり方検討会」(以下、あり方検討会)で業界有識者から、遅れに遅れている日本の省エネ建築の現状に対する提言があり、ようやく国交省が重い腰を上げた、というのが現状です。
20022年 長期優良住宅に求められる断熱性能の引き上げ
2025年 省エネ基準義務化
そして、作成されているロードマップでは
2030年には戸建て住宅のZEH義務化
また新築だけでなく中古ストックも断熱改修を推進することでZEH率を上げていき
2050年には新築中古すべての住宅ストックでZEH100%を達成することでノンカーボンを実現しようというものです。
昨今世間を騒がせている、東京都の太陽光義務化もこのようなロードマップに従って進んでいるわけです。
本気で2050年にすべての住ストックをZEHにしようとするなら、今からでも早すぎることはありません。
東京都の「義務化問題」も決して正しく報道されているわけではなく、対象は大手ハウスメーカーであり、太陽光をのせれる条件のところに、建築主に進めることを義務化するもので「何が何でも新築にすべて太陽光を」という条例ではありません。
今後、30年で日本の住宅の省エネレベルはようやく先進国のそれに追いつきつつあります。
2030年、あとたった8年ぐらいで、ZEHが新築の最低基準になる可能性も高いのです。
これから家を建てようとする場合、ZEH基準より下のグレードの省エネ基準で建ててしまうと、8年後にはいわゆる「既存不適格建築物」となってしまうリスクが非常に高いのです。
もし、何らかの事情でその住宅を販売するときには価値が大きく下落してしまいます。
現段階でZEHというと、まだ何か特別なもの、ハイグレードなものと思われるかもしれませんが間違いなく将来的には当たり前の水準、それどころか最低基準になっていきます。
これらは、自動車の安全策の進化を振り返ればわかりやすいです。
私たちが学生の頃は、シートベルトも腰に回す2点式のもの、運転時に締める人はほとんどいなかった。
ABS(急ブレーキをかけてもロックしないシステム)や側面補強版(ドアなど車体の側面に入れられている衝突の際乗員を守る補強板)などもありませんでした。
それが今ではあって当たり前の設備となっています。
車のようも安全性能の進化が早いものであっても、短期間で買い替えればより安全性の高い車に乗り換えることができます。
しかし、家の場合はなかなかそうはいきません。
家の断熱性能は車で例えればブレーキや衝突安全性など、人の生命健康を守るためにまず最初に備えないといけないものです。
また、それだけでなく、昨今の問題となっている電力価格の高騰からも家計を守ります。
家づくりにおいてまずは優先いただければと思います。
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株式会社リーフ 代表 猪倉 厚
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