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コロナ以降、住宅実務者が高断熱高気密に関する情報発信を続け、エンドユーザーに方にもその重要性が広まりました。
また国のほうでも長年放置状態だった断熱基準義務化にようやく重い腰を上げるようになってきました。
近年ではどこの工務店、ハウスメーカーでも断熱等級6から7の商品を発表。
ある程度「高断熱高気密」競争はひと段落したかに思えます。
ただし、断熱等級はあくまでもUa値のみで判定されるもの。
Ua値は一つの参考にはなりますがそれだけで「豊かな暮らしごこち」が実現するわけではありません。
「性能のその先にあるもの」をどうとらえるかが、これから住宅に携わる者の課題だと思うのです。
そしてそれは、その会社の成り立ち、生い立ちといった、いわば企業の源流にまでさかのぼるかと思います。
皆さんこんにちは。一級建築士で宅建士、リーフの猪倉です。
今回は、弊社のルーツでもある家具のお話しです。
リーフの源流は祖父が戦後まもなく起業したソファのフレーム工場。
父もソファの総合メーカーを立上げ、70年万博のころ、家具小売店に業態転換し現在の大阪狭山市に移転してきました。
そんななか、自分が進学の際に選んだのは建築学科。
大学院まで計画系の研究室で設計を学び、就職も設計事務所へ。
東京で2年ほど設計や現場監理の実務を学んだあと、実家の家具販売店に入社。
30歳のころ、インテリア業界に視察に訪れた米国西海岸の状況を見ていろんな衝撃を得、
帰国してからは「家具屋」から「インテリアショップ」への転換を。
その後、再び建築の道に復帰し、設計事務所から建設業、宅建業まで扱うようになりました。
そんな経験があるからこそ、住宅の設計をしていても、家具のことを常に意識して行っています。
家具の世界も最近では量販店で海外産の安い大量生産品を購入することがメインになってきました。
しかし、天然木や自然素材にこだわった注文住宅であれば、国産メーカーが作る天然木家具を使ってほしい。
そんな思いがあります。
新築に合わせて揃えられる機会が多いのがダイニングチェアとダイニングテーブル。
ダイニングチェアは、ダイニングテーブルや収納家具と違って、サイズが小さい割にはパーツが多い。
そのため、オリジナルで造ろうとするとロット数が数十脚になって大量に販売できるルートが無いと制作できない。
また、かなり荒い使われ方、荷重のかけ方をされるので構造的に気を配って設計しないといけない。
デザイン的に細めのラインを出そうとすると構造的な強さと相反し、なかなかむつかしい。
そんなことからよく「椅子は最小の建築物」と言われます。
過去にも著名な建築家が名作と言われる椅子を発表してきました。
設計事務所や工務店さんの中には椅子をお勧めするときに、そんな過去の名作、ブランド品からお勧めされる場合も多いです。
それはなぜかというと、一般に市販されている椅子や、国内にどんなメーカーがあるかを知らないからというのが本当のところ。
これは自分自身が設計事務所で働いていたからよくわかるのですが、設計事務所にくる家具の営業と言えば大体が海外メーカーの代理店で事務所にもそこのカタログしか置いていませんでした。
確かに海外の名作にも素晴らしい椅子が沢山ありますが、全部揃えるとなると価格的にかなりの負担になります。
木にこだわって作ってる家ならやっぱり国産メーカーさんが製造する天然木の家具を使ってほしいと思います。
日本にはたくさんの有名家具産地があり南から言うと宮﨑の都城、福岡の大川、佐賀の諸富、広島の府中、四国も松山、徳島など。
大阪も和泉は桐たんす、岐阜の高山、静岡、そして北海道の旭川などほぼ全国に様々な特徴を持つ産地があります。
なかにはこの数十年でメーカーが衰退し、産地機能がほぼなくなったところもありますがまだまだ元気なところも。
特に福岡県の大川市や岐阜県の高山市は大手の家具メーカーが一般のお客さんも見ることの出来る大型ショールームを備えており
、観光ついでに見ることもできます。
先に、お好きな家具を決めておくと、家づくりの際にも大きなヒントになります。
家の間取り、プランニングを考えるときにはどれくらいの大きさ、形状の家具が来るのかは大事なデーターです。
また、家具の樹種も家の壁床天井の色決めに影響を与えます。
ただ、あまり心配してほしくないのは
「家具に濃い色を使ったら家の色(床とか建具系)もそれに合わせなきゃならない?」
ということ。
家具の樹種は最近よく使われているものだと
ウォールナット、ブラックチェリー、オーク、カバ
国産材だと胡桃、栗、楢などがありますが出来れば「オイル仕上げ」で統一してあげれば
いろんな樹種が混ざってもそんなに違和感はありません。
一つの樹種にそろえすぎるとかえって堅苦しくなってしまいがちです。
ダイニングチェアなんかはご家族それぞれが好きな樹種をあらばれるのもいいと思います。
異なった樹種を楽しむ、こんな家具もあります。
また、国産の木の家具でしっかりと作られているものなら、長い年月、手入れしながら使う事も出来ます。
私が自宅で使ってる広島の浜本工芸さんの楢材のテーブルセットは購入してもう40年。
テーブルを再塗装したり、椅子の背もたれの藤を張り替えたりしていまだに問題なく使えています。
家具選びや家具ショップ巡りはなかなか楽しいもの。
本格的に打合せの始まる前の段階でたくさんの家具を見て触れてお気に入りを探してみてくださいね。
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