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はじめての家づくり

家づくりの流れ|注文住宅の進め方 ステップ6.契約・着工準備

はじめに 契約は家づくりの大切な分岐点

1級建築士で宅建士、リーフの猪倉です。

前回のブログ「家づくりの流れ|注文住宅の進め方 ステップ5.設計」では、理想の家づくりを行うための設計に関するポイントについてお話ししました。

今回は、「ステップ6・契約・着工準備」です。

家づくりは、プランづくりや土地探し、資金計画など、いくつものステップを重ねてようやく「契約」という大きな節目を迎えます。

この瞬間は、単に書面にサインするだけの行為ではありません。ここで交わす契約は、これからつくる「わが家」の品質・安全・快適性を守るためのルールづくりであり、暮らしの土台を形にする重要なプロセスです。

契約後は、基本的に大きな間取り変更や仕様の入れ替えは難しくなります。だからこそ、契約の前にしっかりと内容を理解し、不安や不明点を解消しておくことが大切です。

1.契約前に必ず確認しておくこと

契約前に「やり残し」を防ぐことが、後悔しない家づくりの第一歩です。

プランと仕様の最終チェック
平面図や立面図だけでなく、窓の高さ・床材の種類・断熱性能・設備仕様などをしっかり確認しましょう。特に高性能住宅の場合、Ua値(断熱性能)やC値(気密性能)、耐震等級などの数値が示されているかをチェックしておくと安心です。
リーフでは、家具の配置なども確認し、暮らしの動きを想像しながら最終仕様を決めています。

見積もりの内訳を理解する
本体工事・付帯工事・諸経費など、どこまでが契約金額に含まれているかを必ず把握しましょう。外構工事やカーテン、エアコンが含まれていないケースもあります。後から「別途工事」と言われて想定外の支出になることを防ぐため、細かな内訳を明記してもらうのがおすすめです。

追加や変更が発生する可能性を理解する
工事中に「やっぱりここに窓をつけたい」「コンセントを増やしたい」と思うことがあります。しかし、契約後の変更は費用増加や工期遅延につながるため、事前に納得いくまで打合せをしておくことが大切です。

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2.工事請負契約書の基本構成と必須項目

家づくりの契約書(工事請負契約書)は、住宅の品質や安全、支払いのルールを守るための大事な約束ごとが詰まった書類です。必ず以下のようなポイントが記載されているかを確認しましょう。

  • 契約金額と支払い条件:総額(税込)、支払スケジュール(契約時・着工時・上棟時・竣工時など)
  • 工期と引渡し日:工事開始日、完成予定日、遅延時の取り扱い
  • 設計図書と仕様書:契約時の図面や仕上表を添付し、合意した内容を明確化
  • 瑕疵担保責任と保証:法律で義務づけられている10年保証の範囲、保険の加入有無
  • 追加・変更工事のルール:金額変更がある場合の合意手順、見積もりの提示方法
  • 紛争解決の窓口:トラブル時に相談できる第三者機関(住宅紛争処理支援センターなど)

契約書は一見むずかしそうですが、施主の立場を守るための安全装置でもあります。心配な場合は、契約前に第三者(建築士、専門家)にチェックしてもらうのも安心です。

3.保証と保険を理解する

家は長く住むものだからこそ、万が一の備えも大切です。

瑕疵担保責任保険(10年保証)
新築住宅は法律により、主要な構造部分と雨水の侵入を防ぐ部分について10年間の瑕疵担保責任が義務づけられています。施工会社が倒産しても保険で修繕費用がまかなえるよう、保険証券の発行を確認しておきましょう。

アフターサービス・定期点検
施工会社独自の定期点検やメンテナンスサービスの内容も重要です。リーフでは、完成後の1年点検・2年点検のほか、長期的なメンテナンス計画もご提案しています。

工事中の保険
工事中の事故や災害による損害を補償する保険に加入しているかもチェックしておくと安心です。

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4.着工に向けた具体的な準備

契約が完了したら、いよいよ着工に向けた準備が始まります。

  • 建築確認申請・各種認定:確認済証の取得や長期優良住宅・ZEHなどの申請
  • 地盤調査と地盤改良:必要な場合は補強工事の内容と費用を確認
  • 近隣への挨拶:工事車両の出入りや騒音の配慮を事前に伝えるとトラブル防止に
  • 仮住まい・引越しの計画:解体や建替えの場合は特に重要。工期に合わせて引越し時期を計画

この時期はやることが多く、施主にとって一番バタバタするタイミングです。リーフでは、施主様と一緒にスケジュールを共有し、近隣挨拶用の粗品や案内文もご用意しています。

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5.契約時にありがちなトラブルと防ぐコツ

せっかくの家づくりを安心して進めるために、よくあるトラブルの芽を知っておきましょう。

「口約束」問題
打合せ時の口頭合意は後で食い違いの原因になります。必ず議事録やメールに残し、契約書や仕様書に反映させましょう。

追加工事の費用増大
コンセントや照明位置の変更、造作家具の追加は費用がかさむ代表例。契約前に生活動線や収納計画まで具体的に詰めておくことが重要です。

工期の遅れ
天候や資材不足で工期が伸びる可能性もあります。遅れが出た場合の対応ルールを契約時に確認しておくと安心です。

まとめ

契約は「スタートの合図」です。契約内容をしっかり理解し、仕様や費用を明確にすることで、工事中の不安やトラブルを大幅に減らすことができます。
リーフでは、契約前にプランと仕様を徹底的に擦り合わせ、保証や保険の内容もわかりやすくご説明しています。さらに着工準備では、近隣対応や各種申請までトータルでサポート。施主様が安心して工事のスタートを迎えられるよう、一緒に伴走しています。
これから家づくりを進める皆さんも、契約時に今回紹介したチェックリストを活用し、自分たちの暮らしに合った「わが家」の第一歩をしっかりと踏み出してください。

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さあ、これで家づくりの流れのステップ6である「契約・着工準備」ができました。
次のステップ7「着工・上棟」へ進む準備をしましょう!

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