家づくりの優先順位～戸建てが本当に良い選択なのか～

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家づくりの優先順位　～戸建てが本当に良い選択なのか～

2020.04.25

大阪の高性能×インテリア住宅、リーフアーキテクチャの猪倉です。

コロナウィルスの拡大が止まらない今日この頃。

事態の収拾に尽力いただいている、医療、物流、流通、行政関係の皆様には本当に感謝申し上げます。

また、自粛要請により、事業活動の縮小を余儀なくされている皆様方。しばらくつらい時期が続きますが力を合わせて頑張りましょう！

一口にマイホームといっても・・・

これからマイホームをお考えの方にとっては、自分たちの家づくりをどう進めるかは悩みの種だとお見ます。

一口にマイホームといっても

新築戸建て住宅
中古戸建て住宅＋リフォーム
新築分譲マンション
中古分譲満床ん＋リフォーム

とあるわけですし

戸建て住宅一つとっても

建売、分譲
ローコスト系工務店
こだわり系工務店
ハウスメーカー
設計事務所＋工務店

とまた、いろんな選択肢があります。

この中から自分に一番合った選択をするのに、私は「優先順位付」が大切だと考えています。

家づくりの優先順位とは

マズローの欲求5段階という言葉は聞かれたことがあるかと思います。人間の欲求には5段階あり、その最優先が生存の欲求。それが満たされて順に高次の欲求に移っていくというものです。

マズローの5段階欲求

それは住宅を選ぶ際にも当てはまるのではと考えています。

優先順に考えますと

生理的欲求　　→　　生命の維持（雨風しのげる）
安全欲求　　　→　　安全で快適（耐震性、冬暖かく、夏涼しい）
社会的欲求　　→　　落ちない資産価値（3世代にわたって住める）
承認欲求　　　→　　デザイン・かっこよい（自慢できる）
自己実現欲求　→　　趣味も楽しめる（家で過ごしてもストレスフリー）

のようになるのではないでしょうか。

家づくりの5段階

さらに、それをわかりやすい基準で表すと

生命の維持　　　　　　　→　耐震等級３
安全で快適　　　　　　　→　断熱性能Ua値0.5未満、気密性能C値1.0未満
落ちない資産価値　　　　→　上記１，２を達成すれば自然と備わります。
デザイン・かっこよい　　→　コスト、メンテナンスも考えた自然に素直なデザイン
趣味も楽しめる　　　　　→　住む人の要望を聞き取るヒアリング力と提案力

ということになるのではないでしょうか。

性能とコストの落としどころ

さて、理想の家づくりの条件も優先順位もわかりました。しかし、すべての人にとってそれが現実的とは限りません。地価の高いところで建築を希望されている場合は土地、建物を合わせるとかなりの高額になってしまいます。いくら、性能が良くて長持ちするといっても、無理なローンを組んで、将来手放すなんてことは避けなければいけません。

「良いのはわかってるけど価格的に無理」

という場合にはなにも注文戸建てが唯一の選択肢ではありません。

注文戸建て以外の選択をするときは何に気を付けれ選べばよいでしょうか。

先ほどお話しした「5段階」の内の少なくとも１と２は手に入れたいところです。

３は１と２があればおのずとついてきます。