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みなさんこんにちは、一級建築士で宅建士、リーフの猪倉です。

前回のブログに引き続き、日射遮蔽のお話です。

前回は、窓の外側でいかに日射を遮蔽するかという内容でした。

しかし2階の窓など場所によっては外部から取付できない場合もあります。

今回は室内側に取り付けることの出来る遮蔽機能のあるもののについてお話しします。

ウィンドウトリートメントの種類

カーテンやブラインド、ロールスクリーンなど、窓回りに遮光や遮熱、目隠しの目的で取りつっけるものの総称を

ウィンドウトリートメント

と言います。

面積もそれなりの部分を占めるのでインテリア性にも大きく影響して、様々な色柄のものが出ています。

その中で今回は日射遮蔽という観点からロールスクリーンとハニカムサーモスクリーンについてお話させていただきます。

ロールスクリーン

布を巻き上げる方式で目隠しや遮光の用途に使われるロールスクリーン。

最初等登場した時に比べると現在はいろんなオプションパーツが付くようになり

多くの機能を持った布地も登場するようになってきました。

メーカーもタチカワブラインド、ニチベイなど大手のメーカーさんがありますし、

サンゲツ、リリカラ、といったカーテンメーカーさんのその生地をロールスクリーンに加工することは可能になっています。

ロールスクリーンを遮光・遮熱目的に使うときのポイントは

• 機能性生地を選ぶこと
• 少し大きめに外付けする事

などです。

機能性生地に関しては、遮光性能の高いもの、遮熱性能の高いものが用意されています。

遮光と遮熱の違いですが、遮光の場合は寝室などで朝に日の光で明るくならないように光を遮るもので、

必然的に遮熱効果も得られるのに比べ、

遮熱は夏のお昼間など、光は取り入れたいが熱は遮りたいといった用途に適しているようです。

取り付け方に関しては、内付けと外付けの2種類があります。

ロールスクリーンは構造上、どうしても上部のボックス部分と生地の間に隙間があり

内付けにするとこんな風に隙間が空いてしまいます。

これを避けるために、窓枠をすべて覆うように外付けにすれば光もれはかなり軽減されます。

メーカーの推奨（窓枠巾＋10センチ程度）よりももう少し大きめに製作する方が光の周り込はかなり抑えることができます。

また最近は下図のようにヘッド部分に「シールド」という光漏れを防ぐカバーも用意されているので

注文の際際には確認される方が良いですね。

また、どうしても内付けにしたい場合に光漏れを押さえるためにオプションで「遮光サイドプレート」も用意されています。

ハニカムスクリーン

ハニカムスクリーンは布の断面がハチの巣状になっていて、その空気層で断熱効果を持たせようとするものです。

ロールスクリーンでご紹介したタチカワブラインドさんはじめ多くのメーカーさんが商品を出されていますが、

断熱性で一歩秀でているのがセイキさんのハニカムサーモスクリーン。

こちらはハニカム構造が2重になっていて夏の熱気も冬の冷気もしっかり断熱してくれます。

また、構造上、内付けで取り付けても隙間があまり生じないので光漏れもそんなに気になりません。

大きな窓の場合は連結タイプでオーダーすれば、左右の生地の接合部に凹凸があり、隙間が生じないように作られているので

見た目もかなりスッキリします。

生地の模様も、和紙っぽくて全閉にした時も落ち着いた雰囲気に。

価格はロールスクリーンや他のウィンドウトリートメントに比べると割高ですが、

ぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。

内窓

最後に、内窓を少しご紹介。

内窓は今年も「高機能窓リノベ支援事業」など手厚い補助金があるので人気があります。

樹脂フレームにペアガラスの内窓が主流ですが、ガラスにLo-E膜を張りさらに遮熱性能を高めているものも。

リーフのくみのきモデルハウスでは南側の吹抜上部のFIX窓にこの内窓を設置。

さらに室内側にハニカムサーモスクリーンも設置しています。

これからだんだんと暑さが増す中で心強い味方です。

以前、戸建のお家のほぼすべての窓に内マッドを設置したことがありますが、特に南面、西面の掃き出し窓など

大きな開口部は内窓を空けた時と閉めた時の温度がかなり違うのが体感できました。

電気代がますます高騰する中

真夏の冷房を賄うエアコンの電気代を節約するためにも内窓設置は大きな味方。

ぜひ、検討されてみてはいかがでしょうか。

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株式会社リーフ　代表　猪倉　厚
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