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大阪で高性能×インテリア住宅を建てる
家具から始める家づくり、リーフの猪倉です。

もうすぐ2022年も終わり。

今年最後のブログで一年を振り返ってみていきたいと思います。

 

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本年はご新築3棟、大規模リノベーション1棟のお引渡しをさせていただきました。

ウッドショックの余波を被った中、お客様にもたいへんご苦労をおかけしましたが

無事に4件のお引渡しを終えることができました。

「青山台の家」お引渡し

「和泉市の平屋　G3住宅」お引渡し

「樟葉の家」お引渡し

築120年古民家リノベの完成　おしゃれなカフェがオープンしました。

この中で、和泉の平屋においてはG3（断熱等級７）を達成。

新住協のQ1住宅マスター会員にも認定されました。

 

 

また、性能向上のリノベーションのご依頼が増えたことも今年の特徴です。

土地が見つからない、住宅建設費の高騰から、中古住宅を取得し性能向上リノベーションを行って

断熱性が高く夏も冬も快適に過ごされる方が増えています。

来年はかなり大規模な助成金が組まれることもあり、さらにこの動きが進むかもしれません。

 

いろんな勉強も繰り返しさせていただきました。

昨年秋から今年3月にかけては一般社団法人ミライの住宅様主催の「全館空調講座」で学び

壁掛けエアコン2台で特に大げさなダクトなどの設備をつけることなく、

ローコストに全館空調が出来る技術を取得しました。

空調計画実測とSwitchbot

 

特にBIS（断熱施工技術者）の認定試験では温熱の基礎から学び直し、

断熱改修リノベーションのための基本的知識を裏付け出来ました。

 

同業の方々の見学も大変多くさせていただきました。

 

ダイシンビルド様の「これからの京町屋」

ダイシンビルドさんの”これからの京町家”を見学させていただきました。

 

栃木のラファエル設計さんの「ラファエコシステム」

『ラファエコシステム（KAMI式）』見学会に参加してきました。

浜松の足立建築さんの「かたの家」

 

姫路のアレッタさんの「規格型モデルハウス」

 

などなど、設計部門スタッフと共に見学させていただき、新たな交流と知識を身に付けることができました。

 

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家具部門のトピックは方はお知り合いの工務店さんを中心に、

新築でキッチンを採用頂けることが多くなってきたこと。

 

実際に現場にお届けしたり、ショールームまで見学に来られる場面が増えました。

 

また昨年より始めたモールテックス家具も大変遠方から

多くのお客様がショールームまでお越しになり選んでいただいたこと。

 

家具部門でのトピックスは昨年チャレンジした「事業再構築補助金」による事業で

家具、キッチンのオンライン通販サイトが立ち上がった事。

2023年はこのサイトの本格稼働や工務店向けイージーオーダーキッチンの

見本製作とお披露目の発表会を予定しています。

 

 

 

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さて、年末の締めくくりに一つのエピソードをお伝えして締めたいと思います。

 

最近の施主様はSNSやwebサイトを駆使した情報収集で実

務者顔負けの知識を持っておられる方がたくさんおられます。

 

我々実務者も今までは他社工務店の構造や工法、デザイン、こだわり部分などについて

そんなに情報は無かったのですが、このコロナの数年で、SNS、ネットによる情報開示が

劇的に増えたので誰もが簡単に他者の情報を集めることができるようになりました。

 

その反面、どこもかしこも似通ったデザインになってきているような気もします。

 

情報の均質化が住宅の均質化を生み出している状態。

 

また、いままで無視されがちであった住宅性能に関しても一気に認知が広まり

性能の数値競争に目を奪われ、もっと大切なものが置いてきぼりにされている感すらありました。

 

そんなこんなを思っていた中、先週、福岡県の大川市まで日帰りの出張に行ってきました。。

3月に発表を予定しているイージーオーダーキッチン製作の打ち合わせに

協力工場さんへの訪問です。

 

 

お昼過ぎに打ち合わせを終え、午後から時間があったので

隣県の熊本まである1件のお家を見学に行きました。

 

ここの施主さん（Fさん）とは2年ほど前にTwitterで知り合い、

文字でのやり取りや、たまにZOOMなどでのオフ会、

クラブハウスやTwitterスペースなどでの交流があったわけですが、

性能に関して大変なこだわりを持たれており、

地元工務店と二人三脚でこの夏に新居が完成したばかりの方です。

車を走らせ教えてもらった場所に近づくと、

一目でこれであろうという外観に目が止まりました。

 

 

ご主人が自分で塗装したウッドロングエコの杉板外壁に瓦ぶきの屋根の外観。

平屋だけれども内部のロフトの位置で多層化している屋根。

そのボリュームや質感は、とても竣工半年の建物とは思えず

まるでその土地から映え出てきたような印象がありました。

 

内部に入れてもらうと内装に使われている杉材のいい匂い。

奥様がこだわられた組子細工のパネルが玄関ホールにあり

室内の壁天井は全て合板現しの仕上げ。

室内ではまだ小さい子供さんたちが楽しそうに遊びまわる。

断熱等級７で建てられた樹脂トリプルサッシの高窓からは太陽の光が入ってきていて

無暖房なのにセーターを脱がないと暑いくらいです。

 

Fさん邸はそれぞれにご主人、奥様のこだわった部分が沢山あるのですが

その原動力、エネルギーは大切な家族を守る家であるという想い。

また、その土地や周辺環境に対する敬意ともいえる配慮を感じることができました。

 

最近の家づくりは、ショーケースに並んでいるものをそのままそこにポンと置いたようなものが多い。

ネットを見ても、建築雑誌を見ても、似たようなデザイン、素材のものが多く存在します。

家づくりにはいろんな要素、外観、耐震、断熱、内装、間取り、設備、などなどがあり

その優先順位を決めていく必要があります。

 

その優先順位の決め方や、こだわり方は、どれが正解というものではなく、

家づくりをする人の数だけ存在するのではないでしょうか。

 

どれが正解、どれが間違いというものはなく

どんな家だって、それを建てた人のこだわり、価値観の中でこの世にその姿を現している。

 

でも、一つだけ共通するものがあって

それは、何のためにこの家を建てたのかという、究極の目的。

すなわち

大切な家族を、子供たちをはぐくむ暮らしの場をつくるため

ということ。

そのようなお家は見ているだけで

建てた人の家族に対する愛情、ひいては土地に対する敬意を感じることができます。

 

今回のお家訪問で

私たちは、家族への、土地への愛がいっぱいこもった家づくりを成功に導くために

良いメンターであらねばならない、という決意を新たにしました。

 

来る年、2023年はさらにその理念を磨き上げ、お客様の大切なものを守る家づくりの

良きパートナーとなってまいります。

 

ということで、本年最後のブログといたします。

2022年、お世話になった皆様、大変ありがとうありございました。

どうぞ、良いお年をお迎えくださいませ。

 

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大阪で高性能×インテリアの注文住宅ならリーフアーキテクチュア
株式会社リーフ　代表　猪倉　厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター

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