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大阪狭山市で高性能×インテリア住宅の工務店、リーフアーキテクチュアの猪倉です。
現場が立て込み、なかなかブログ更新にまで手が回らず気が付いたら年末^^;
この1年はモデルハウスの完成と新築2棟のお申込、リフォーム・リノベーション工事4件のお申込を頂きました。
昨年に続き、1年の締めくくりのブログを今年の活動を振り返ることにいたします。
なんといっても今年のトピックスNO1はモデルハウスの建設。
昨年の今頃に思い立ち、2月に土地契約、4月から着工して8月に完成いたしました。
8月完成時に盛夏の室温データー、12月に真冬の室温データーを採り
空調換気や断熱性能が計画通りに行ってるかを実証し、2024年2月には販売する予定です。
モデルハウスではいろいろな試みをさせていただきました。
モデルハウスでは今まで標準仕様としていた断熱等級6(Ua値0.46以下)のさらに上を目指す
2030年現在の断熱等級5(ZEH水準)がほぼ義務化の見通しの今、今後50年以上たっても
その時代での建築基準法ギリギリの水準とならない為には少なくとも等級6、できれば6+が
必要と考えました。
またいたずらにUa値にとらわれるのではなく、Qpexを使用して冷房負荷暖房負荷計算を行い、出来るだけ少ない電気代で夏も冬も快適な室温で暮らせることを目指しました。
冬場においてはエアコン1台でどの部屋でも最低室温18℃を下回らないことを目指しました。
この18度というのはすでにいろいろな学者、機関で提唱されています。
世界保健機関(WHO)は寒さによる健康被害が出ないよう、冬の最低室温は18度以上にすることを強く勧告しています。血圧の上昇や冬場に増える「ヒートショック」が引き起こす血管系の病、さらには呼吸器系の病などを招きかねないと警告しています。
(NHK クローズアップ現代 2023年1月17日 午後4:48 公開)
この環境をコスパ良く実現するために採用したのが床下エアコンとホールエアコンによる全館空調計画です。
この空調計画は見よう見まねで行っても失敗してしまいます。
昨年、自分自身が受けた一般社団法人ミライの住宅の全館空調講座がその知見を広げるのに大いに役立ってくれました。
今年は社内の設計スタッフもこの空調講座を受講し無事、修了。
建物の基本プランの段階からエアコンの必要容量を算定し、最適なレイアウトを考えて提案できる素地が整いました。
大切なのは仮説と検証。計画段階で想定した通りの環境が実際に実現出来ているかの検証を続けます。
モデルハウスではこの12月に入ってから室内と屋外に計10台の温湿度計を設置。
床下エアコンの風量・温度、熱交換換気装置の風量、南側窓のカーテンやブラインドの開け閉め、床下の基礎断熱の定番中央部の断熱材敷きこみなどいろいろな実験をおこなって、ベストな組み合わせを追求しました。
家庭用12畳用のエアコン1台を温度設定28度で連続運転することで深夜、外気温3度の時も快適な室内の温湿度を実現できました。
そして、忘れてはならないのがリーフのルーツともいえる家具インテリア。
モデルハウスだからこそ、とことんインテリアにこだわりました。
リールオリジナルの天然木キッチン、造作ソファ、モールテックスのテレビボードをはじめ
天然木テーブルにYチェア、デザイナーズ照明。
照明器具やカーテンにもこだわり、どれ一つみても素敵な魅力を放ってくれています。
今年は2件の新築工事のお申込みを頂き、このモデルハウスをベースにどちらも断熱等級6+の断熱性能とロフトエアコン、床下エアコン2台による全館空調を取り入れさせていただきました。
秋から着工の東茱萸木の家は来年1月に完成。1月26日~27日に完成見学会を予定しております。
年明けから着工の八尾の家は3月頃に完成見学会、6月に完成見学会の予定です。
ちなみにどちらも外装材は焼杉板張り。準防火地域でありながら天然木板の仕上げを実現いたしました。
また今年は、大規模な補助金の影響もあってか性能向上リノベーションのお申込も3件頂きました。
内容、規模は様々ですがいずれも断熱材や内窓を使い、既存住宅の断熱性能を向上させるもの。
特に内窓の補助率は大変高く、お客様によっては実際にかかった金額の半分ぐらいの負担で済んだ場合も。
来年も性能向上リノベーションに関しては大きな補助金が組まれることが決定してますので、引き続きお客様のご要望に応えられるようにしていきます。
モデルハウスの成果は上記のような性能面だけでなく、もともと私たちが持っていた得意分野である「家具インテリア」にも大きな効果がありました。
今年後半にさせていただいたマンションリフォームではリーフの女性建築士の設計により、モデルハウスのインテリア要素をたくさん取り込んだ素敵な空間が実現いたしました。
高性能は当たり前に実現したうえで、暮らしをゆたかに整え、心地い空間を作り出していく「くらしごこち」を追求するリーフの進むべき方向の一つだと思います。
この1年を振り返えると、モデルハウスの建設をきっかけに、これからリーフのお届けする住宅の姿がより明確になってきました。
断熱(等級6+)気密(C値0.5以下)耐震(許容応力度計算で耐震等級3
といった性能は当たり前に担保したうえで
豊かで快適な暮らし心地を実現する家具インテリアの提案。
家具屋、インテリアショップ出身のリーフだからこそ提案できる住宅。
それには、お客様一組一組丁寧な打ち合わせと設計、現場作業が必要になります。
いたずらに棟数を追うことなく、一つ一つ丁寧な仕事を行い
私たちと共に家づくりを楽しんでいただいたお客様、そのご家族全員が
幸せに、住み続け、暮らし続けていかれることを望み
新しい年も仕事に取り組んでまいりたいと思います。
2023年、お世話になった皆様、大変ありがとうありございました。
くる年は1月4日から営業開始。
最初のイベントとしてモデルハウス見学会&販売説明会を開催いたします。
新年もどうぞよろしくお願いいたします。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
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大阪狭山市で高性能×インテリアの注文住宅ならリーフアーキテクチュア
株式会社リーフ 代表 猪倉 厚
1級建築士・宅建士・インテリアコーディネーター
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