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住宅市場

思い出の実家をどうする?空き家と相続を“暮らし”から考える

私が体験した相続問題

1級建築士で宅建士、リーフの猪倉です。
今回は「空き家と相続」というテーマについてお話ししたいと思います。
このテーマについて書こうと思ったのは、私自身が父からの相続を経験しているからです。
今から20年ほど前に父が亡くなった際、
残されたのは個人法人それぞれに土地、建物、そして借入金でした。
相続人は私を含めて兄弟姉妹の4人。
ところが、一番簡単に分割できる現金はそんなに多くなく、大部分は土地建物といった不動産です。
不動産は現金と違って、4人それぞれ等分に分ける、ということができません。
またその土地建物を担保とした借入金も相当額残されていました。
この借入金ももちろん分けることはできません。
最終的には他の兄弟3人には相続放棄をしてもらったうえで、私が残された借入金も含め、全て引き継ぐこととなりました。

また友人からも
「実家が空き家になって困っている」
「どう処分すればよいかわからない」
などの相談を受けたこともあります。

制度や知識の問題以前に、どのようなスキームがあってどれが最適なのかが分からない。
また、それらを誰に相談すればいいのかわからない
これが一番の壁だと感じました。

相続時の空き家問題

私の場合は父が妹と同居していたため、相続時に空き家の発生という問題はありませんでした。
しかし、相続時によく起こりがちなのが親が済んでいた家が空き家になり、それをどう引き継ぐかといった問題です。
私の友人の場合も、実家に住んでいたお母様を自分の家に引取り、同居するとなった時に、実家をどうするかという問題が発生しました。
あるいは実家の親が要介護となり、介護施設に入所して実家が空き家になる場合も考えられます。

かつて家族が暮らしていた実家。
思い出が詰まったその家が、ある日「空き家」になる。
今、日本ではこの空き家が大きな社会問題になっています。
決して一部の人だけの話ではありません。

親が高齢になり、施設へ入居したり、亡くなったりしたとき、
多くの家庭で「実家をどうするか」という問題が、突然現実として立ち上がります。

「相続」というとその相談相手として「弁護士」や「行政書士」といったいわゆる士業の先生方を思い浮かべる方もあるかもしれません。
しかし、これらの方の仕事は
決めた方向性に対して法的に齟齬が無いかをチェックする事です。

特に空き家などの不動産が絡む相続に対して
どのようなスキームがあり、
それぞれのメリットデメリットを把握したうえで
どのスキームが一番最適かをアドバイスしてくれるものではないのです。
空き家の問題は「不動産」や「建築」だけでなく
暮らしと人生の延長線上にある問題です。
だからこそ、「不動産」や「建築」の知識も持ち、最低限の法律知識も備えたうえで
適切なアドバイスができるパートナーを見つけることが大切になるのです。

国が「空き家対策」に本腰を入れ始めた理由

ここ数年で、国の空き家に対する姿勢は大きく変わりました。
いわゆる「空き家法」の改正により、適切に管理されていない空き家は
「管理不全空き家」や「特定空き家」として扱われるようになっています。

これまでは、建物が建っているだけで
固定資産税が優遇されるケースが多くありました。
しかし今は、
「建物がある=優遇される」時代ではありません。
倒壊の恐れがある、
景観を損ねている、
近隣に悪影響を及ぼしている、
そう判断されれば、
税制面でも行政指導の面でも、
“放置できない存在”になります。

さらに、一定の条件を満たせば
空き家を売却した際の税負担を軽減する
「譲渡特例税制」も整備されました。国は明確に、

  • 空き家の更地化
  • 耐震性のない住宅の整理
  • 土地の有効活用

これらを進めようとしています。

「相続」と切り離せない空き家問題

空き家の多くは相続をきっかけに生まれます。

  • 親が亡くなった後、誰も住まなくなった実家
  • 相続したものの、遠方に住んでいて使えない
  • 兄弟姉妹で意見がまとまらない

こうしたケースは決して珍しくありません。

難しいのが「感情」と「現実」のギャップです。

思い出があるから壊せない。
親が大切にしていた家だから手放しにくい。

その気持ちはとても自然なものです。
ただ一方で、建物は確実に老朽化していき、
管理の手間やコスト、リスクは増えていきます。
「まだ大丈夫」
「今は考えたくない」
そう思っている間に、
選択肢が狭まってしまうことも少なくありません。

空き家を相続・所有した時の主な選択肢

空き家をどうするかに、
一つの正解はありません。
状況によって、最適な答えは変わります。

代表的な選択肢としては、次のようなものがあります。

・売却する

土地・建物として売却し、資産を整理する方法。

・解体して更地にする

建物を解体し、土地として活用・売却する。

・建て替えて住む

実家の土地を活かし、新しい住まいを建てる。

・リノベーションして活用する

性能や間取りを見直し、住む・貸すなどの選択。

・何もしない

実はこれが、最もリスクが高い選択になることもあります。

大切なのは
「何ができるか」を整理した上で
「何を選ぶか」を考えることです。

リーフが大切にしている関わり方

私たちは、
「空き家を売りましょう」
「建て替えましょう」
と最初から結論を出すことはしません。

まずは、

  • 今の状況
  • 家族構成
  • 想い
  • 将来の暮らし

これらを丁寧に整理するところから始めます。

空き家の相談は、
建築・不動産・相続・お金の話が
すべて絡み合っています。

だからこそ、
住宅会社であり、不動産会社でもある私たちがその知見を活かし
一つの視点だけで判断するのではなく、
全体を見ながら一緒に考えることを大切にしています。

まだ決めなくていい。まずは話すことから

空き家の問題は、
「今すぐ決断しなければならない」
というものではありません。

ただ、
早めに整理しておくことで、選択肢は確実に広がります。

売るかどうか決めていなくてもいい。
建て替えると決めていなくてもいい。

「一度、話して整理したい」
それだけで十分です。

空き家の先にあるのは、
土地の活用であり、
新しい住まいであり、
次の世代の暮らしです。
その第一歩として、
気軽にご相談ください。
「空き家問題」や「相続」に関してのお悩みにも
リーフの「個別相談会」はご利用いただけます。
お気軽にご利用ください。

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