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Column コラム

大川家具新春展に行ってきました①

1級建築士で宅建士、リーフの猪倉です。

少し前の報告になりますが、今年の1月、福岡県の大川市まで家具の展示会(大川家具新春展)に行ってきました。大変面白い内容だったので何回かに分けてご報告したいと思います。

昨年の秋は一部のスタッフで行ったのですが、今回はショールームを臨時休業にして全員で参加してきました。夜のレセプションパーティーに参加するため、一泊2日の行程。いつもの日帰り弾丸出張時は関空発peachの始発便&福岡発最終便。これだと電車のスタッフは朝来れません。2日間と余裕のある日程でもあるので行きは始発の次の便、帰りは最終の一つ手前の便です。9時集合だったので、8時過ぎに空港につきモーニングセット、850円。空港の中の施設にしては良心的⁈

880円のモーニングセット。ドリンクバー付き

朝の空港は綺麗に晴れて気持ち良い天気でした。ここから福岡に飛びます。

今回の目的地福岡県大川市は「家具の町」と呼ばれるほど、家具産業が盛んな地域。日田の山の中を源流とする筑後川を境に佐賀県と接しています。大川の家具の歴史はこの筑後川と密接なかかわりがあります。この筑後川、日田から材木を運搬する際にも有効に使われていたのですが、その船に使う船家具(艤装)が大川家具の発祥。いろんなものを整理するタンスなどを造っては船の中に設置していたらしいです。運搬手段が船からトラックに変わり、船の輸送はなくなり、家具の技術を持った方々は家庭で使うタンスを主に作り始めます。

市場の変化からタンスがだんだんと必要とされなくなり、下駄箱専業だったり、ソファ専業だったり、食卓や食堂椅子などジャンルが細分化。そのうち一部のメーカーは中国やベトナムなどの海外に生産拠点を移して国内では組立作業や完成品で輸入して企画開発のみ行う商社のような会社に。また家具工場を支える周辺産業も多く、家具専門運送業者さん、家具に付けるモールなどをつくる加飾屋さん、丁番などの金物屋さん、原料の材木を供給する材木屋さんなど様々な関連産業が集積しています。

1時間ほどで福岡空港到着。いつものレンタカー屋さんに移動して車をGET。今回は総勢6名なので1BOXカーです。何時もは自分が運転しますが、スタッフさんにも道を覚えてもらおうと
私はナビゲーター席に。基本はカーナビがあるんで初めての運転でもそんなに迷う事はありません。九州道に入り、八女インターで降りて総合会場へ。

大川家具展は1月、4月、7月、10月と年間4回開催され、その中でもこの1月新春展は一番規模も多く、来場者も多いです。メインの会場は大川産業会館。

以前は大川の家具メーカーさんだけで1階2階の全フロアが埋まってましたが、家具業界も淘汰が進み、メーカーの数が減ったことで今では広島府中や徳島、岐阜高山、そのほか日本中のいろんな家具産地からも参加されています。

総合会場はこの産業会館以外に、第2会場(家具団地)、第3会場(エルバーレ)があり、それぞれシャトルバスやシャトルタクシーで無料で移動することができます。

総合会場以外にも各メーカの持つショールームで個展を行ってる場合が多く、そこを回るには車が必須の為いつもレンタカーを借りて移動しています。これも景気の良い時代は運送会社さんが運転手付きで車を出してくれていたんですが今は昔、です。

到着したらまずは3階の食堂で昼ご飯。入場者には無料のお食事の提供をしていただけるのでありがたい限り。メニューはいろいろありますが私はだいたいうどんです(笑)福岡風の少し甘い出しに柔らかいうどんが食べやすい。

会場内では昔からの同業仲間に多く合い、新年のご挨拶を交わすことも。来場者は10月の時に比べるとはるかに多く、また年代も若い方から年配の方まで幅広く音連れていました。
最近は家具のバイヤーだけでなく、工務店やハウスメーカー、建設会社の方々の退場も増えているようです。

お取引のある商社さんで見かけたパーソナルソファ。見た目のボリュームの半分ぐらいまで圧縮した状態で真空パックに梱包されていて手軽に持ち帰るできるとか。簡易的な家具にしてはなかなか座り心地もよかったです。

弊ショールームにも何点か展示のある徳島の椅子徳さんのブース。こちらは大きな丸テーブルが特徴。私の工務店仲間も最近、ダイニングテーブルに丸テーブルを導入するところが多いです。この写真のテーブルは直径が160㎝!オーダーがあればもっと大きいサイズも製作可能とのこと。どなたか作りませんか(笑)

展示会ではメーカーさんの商品開発のこだわりを聞くのも楽しみの一つ。実はこの丸テーブル、脚の部分をどこから見ても、天板と足の固定用金具(ボルトやナットなど)が見当たりません。デザインと構造へのこだわりをイストク社長さんからたっぷりと聞くことができました。

リーフでもよく使ってる天然木無垢板オイル仕上げの天板は木の特性である反りがデメリット。それをいかに抑えるか(反り止めをどうつかうか)も工夫のしどころです。このテーブル、反り止めを脚と同じデザインで一体化させているところにもこだわりを感じることができます。

椅子徳の社長さんからは丸テーブルのうんちくも。着座の状態から椅子を引いて立ち上がろうとするときも放射線状に椅子が出るので左右にも着席した人がいるときでも出入りしやすいとのこと。また丸テーブル特有の使い方などもいろいろと教えていただいました。

続いて立野木材工芸さんのブース。シンプルだけどディティールにこだわったディスプレイ棚。立野社長さんからは細部にわたるこだわりをスタッフ一同聞かせていただきました。
ちなみに立野社長は大川でも数少ない女性社長さん。女性らしい繊細で可愛らしいデザインが特徴で当社のスタッフもみんな大ファンです。

次はダイニングチェアのメーカー、シキファニチアさんのブースへ。シキファニチアさんは大川市から北東へ行った朝倉市にあるメーカーさん。朝倉のショールームや工場にも何度か訪問させていただきました。シキファニチアさんは昨年、大手の総合商社さんのM&Aを結び、グループの一員へ。グループ各社のシナジーを生かしたさらなる発展が楽しみです。家具業界、建築業界とも昨今は会社同士の合併や事業継承など様々な動きがありますね。

商品の見どころとしては椅子の張り生地にミナペルホネンの生地が増えたこと。かなりの種類が用意されています。リバーシブルで使える生地も多いので、表裏を張り替えて楽しむこともできます。

このベンチもその一つ。色の違う2枚の生地は実は同じ生地を表裏で貼り分けたもの。すごくかわいい表情になりますね。

産業会館から離れ、シキファニチアさんと同じ、朝倉市のメーカー、ナガノインテリアさんのショールームへ。

大川ではナガノインテリアさんのように、自前のショールームを持つメーカさんも多く、総合会場を見た後はこのような個展を回っていきます。他のメーカーさんでもよく見かけたのがこのような変形テーブル。半円だったり、円の一部を切り取ったりと少人数に対応し、あまりスペースを取らないダイニングテーブルが多く見られました。最近は住宅の広さもコンパクトになっており、おひとり様の住まいも増えているのでこのようなデザインも求められていると思います。

同じくナガノインテリアさんのカウチソファのセット。最近は住宅もコンパクトになり、なかなか大きなソファセットはレイアウトするのが難しくなってきてますがサイズもいろんなタイプが用意されているので住宅のプランニングの段階からソファを検討しておけばちょうどよいサイズ感のソファにも巡り合うことができますね。

続いて広松木工さんのショールームへ。こちらは昨年の秋に訪問した際に工場も見学させていただいたのですが、若い社員さんがとても多いのが印象的でした。

若手社員さんによるデザインコンペも2年毎に行っているという事で、グランプリは実際に商品化されているそうです。若手の発掘と同時にモチベーションの向上にもつながりますし、「広松らしさ」を継承していくいい仕組みですね。

夕方になると、広松木工さんのショールームを使ってのレセプションパーティーが開催されます。今回、スタッフみんなで大川展に参加した目的の一つはこちらに参加すること。ワインやビールなどのアルコールから、おいしいお料理なども。広松さんのソファやダイニングテーブルを使っていただくことができました。

我々は大きめのダイニングテーブルを占拠させていただくことができました(^^)時間がたつにつれてあちこちに見知った顔も。家具関係だけでなく、建築関係の方々もちらほら見受けられます。

そしてデザイナーの小泉誠さんと広松社長さんとのトークショーが始まります。ラッキーなことにたまたま確保したテーブルの真ん前がステージでした。

トークショーのタイトルは「日本の家具に未来はあるのか」

刺激的なタイトルですが、もう長い間、この課題が国内家具業界に突き付けられています。かってドル箱だった「婚礼家具需要」が消失して以降、国内の家具メーカーはいろいろな道を歩みましたが、淘汰の波は大きく、ここ大川市でさえかなりの数のメーカーが廃業していっています。

人口の減少、価格の高騰の中で国内で良質な家具を造り続ける事が困難になってきています。この辺りは、中小工務店業界と通ずるところでもありますね。だからこそ、コラボできる道があるはず。

特に、国産木材、地産木材にこだわった家づくりをしている工務店と国内で多少の別注にも対応できる良質な家具づくりをされている家具メーカーは親和性が高いはず。そのためには家具と住宅を橋渡しするブリッジ役が必要。家具インテリアから住宅まで扱うリーフだからこそ、その役割ができるのではないかと考えさせられたトークショーでした。

トークショーが終わってから、宿のある佐賀市内へ移動。

ホテル近くの焼鳥屋さんで食事を兼ねた新年会です(^^)九州の焼鳥屋さんは焼き鳥だけでなく、肉や野菜などいろんな種類があるのが特徴です。30年ほど前に初めてこのスタイルに出会ったときは感動しました。偶然探したこのお店も地元の常連さんでほぼ満席。安くておいしくていっぱい食べれる球種スタイルの焼鳥を堪能しました。(ちあみに付け合わせのキャベツはお代わり無料。ここも嬉しい^^)

メニューには嬉しい佐賀の地酒も。
どれを選ぼうか迷っていましたが
結局全ていただいてしまいました(笑)

そして、九州での飲みの締めといえばやっぱりとんこつラーメン。
「もうおなかいっぱいで食べれない~」
と言っていたスタッフも結局全員が食べることに。
濃厚豚骨スープが美味しかったです!

という事で1日目は終了!
2日目に続きます!

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